Andar Bahar ルール & 確率ガイド

インド発祥のシンプルなカードゲーム — その数学とハウスエッジ(控除率)を解説します。

ゲーム概要

Andar Bahar(アンダー バハール)はインド発祥のカードゲームで、主にインド亜大陸で長く愛されてきました。 「Andar」はヒンディー語で「内側(inside)」、「Bahar」は「外側(outside)」を意味します。 ルールが極めてシンプルで素早く終わるため、現在はライブカジノでも広く提供されています。

起源と普及

Andar Bahar の正確な起源ははっきりしていません。インドで古くから遊ばれてきたカードゲームとされ、 現在はオンラインのライブカジノでも提供されています。

ルール解説

基本の流れ

  1. ディーラーが52枚デックをシャッフルし、1枚を表向きに出す。これを Joker(基準カード) と呼ぶ。
  2. プレイヤーは Andar または Bahar のいずれかに賭ける。
  3. ディーラーが Andar(左側)から交互に 1枚ずつカードを配る(Andar → Bahar → Andar → ...)。
  4. Joker と同じランクのカードが出た側が勝ち。
ポイント: 最初のカードは常に Andar 側に配られます。 そのため Andar 側の勝率がわずかに高く(約51.5%)、その分 Andar の配当は 0.9:1 に下げられています。

ベットの種類と配当

ベット条件配当HE 理論値HE 実測
Andar Joker と同ランクが Andar 側に出る 0.9:1 2.15% 2.18%
Bahar Joker と同ランクが Bahar 側に出る 1:1 3.00% 2.97%

* 理論値は下の式による厳密計算。実測はこのツールのエンジン(engine.js)で 2,000,000 ゲームをモンテカルロシミュレーションした結果(標準誤差 約0.07%)。配当設定はカジノによって異なる場合があります。

確率の数学

なぜ Andar の勝率が高いか

Joker を引いた後、デックに残る51枚のうち、Joker と同ランクのカードは 3枚。 カードは Andar・Bahar に交互に配られます。 位置番号で言うと、奇数番目(1,3,5,...)は Andar、偶数番目(2,4,6,...)は Bahar に配られます。 最初に同ランクが出る位置が k 番目になる確率は C(51−k, 2) ÷ C(51, 3)。k が小さいほど確率が高く、 1番目(Andar)から先に配られるため、奇数位置の合計がわずかに大きくなります。

項目内容理論値実測(200万ゲーム)
Andar 勝率奇数番目で決着51.50%51.48%
Bahar 勝率偶数番目で決着48.50%48.52%
決着までの枚数平均(最短1枚・最長49枚)13枚13.01枚

ハウスエッジの計算式

Andar ベット(配当 0.9:1)の期待値:

E[Andar] = P(Andar wins) × 0.9 − P(Bahar wins) × 1
= 0.5150 × 0.9 − 0.4850 × 1 = 0.4635 − 0.4850 = −0.0215
→ HE(Andar) ≈ 2.15%

Bahar ベット(配当 1:1)の期待値:

E[Bahar] = P(Bahar wins) × 1 − P(Andar wins) × 1
= 0.4850 − 0.5150 = −0.030
→ HE(Bahar) ≈ 3.00%
※ 上の表の実測値はエンジンによる モンテカルロ実測値(2,000,000 ゲーム)です。 理論値との差(約0.03%)は標準誤差(約0.07%)の範囲内です。必勝法は存在しません。

ハウスエッジ比較

Andar Bahar — Andar ベット (控除率が低い方)
≈ 2.15%
Andar Bahar — Bahar ベット
≈ 3.00%
バカラ(バンカー)
1.06%
ブラックジャック(基本戦略)
0.5%
ヨーロピアン ルーレット
2.70%

戦略について

Andar Bahar は純粋な確率ゲームです。カードの出方に戦略的なパターンは存在しません。

正直な注記

このシミュレーターについて
このゲームは確率と数学を学ぶための教育用シミュレーターです。

● 必勝法は存在しません。 ハウスエッジが長期的に確実に働きます。
● 「実測」と書いた数値は engine.js によるモンテカルロシミュレーションの結果、「理論値」は厳密計算の値です。
● 実際のカジノの配当・ルールとは異なる場合があります(カジノによりルール差あり)。
● 実際のギャンブルを推奨するものではありません。